放浪者 （RSF短編））

俺は誰だ・・・

俺は男性であることはわかる。

俺は誰だ・・・・


ああ、目の前にオアシスが見える。

必死で手を伸ばして匍匐前進で進む

下には砂漠の砂

口にはその砂が入り、苦しい


３時間もの苦闘の後、オアシスにたどり着いた

水を持参のコップが無いので帽子に汲んで飲む

うまい・・・

気を失う。

ああ・・・・


（ひげ爺さんの家）

ひげじいさん（ひ）

放浪者（ほ）

ひ：　気がついたか若いの

ほ：　ここは？

ひ：　オアシスはわしのものでのぉー＾＾

ほ：　助けてくれたのですか？

ひ：　まあーな。　この砂漠では直感で助けていい人と悪い人を知る

ほ：　ええっ・・・　　私は・・・・

ひ：　中間じゃの

ほ：　中間？

ひ：　中間じゃ＾＾

ほ：　どういうことですか？

ひ：　自分に質問しなさい

ほ：　したことはありますが・・・　悪い奴との答えがいい奴との答えより多いです

ひ：　ほう。　自問自答の習慣はあるのか。恐れ入った。都会出身じゃろ？

ほ：　はい。　

ひ：　不正直な奴は自分をいい奴と言う。悪い奴と言わない

ほ：　はぁ・・・

ひ：　おまえさんは、両方あるといったし、わしに言われる前に自問自答して生きてきた

ほ：　はい。それが・・・

ひ：　自分の中にある答えで生きてきたのに遭難。だが、運良く助かった＾＾

ほ：　どう感じなさる？

ひ：　大変な目には逢うが運がいい。

ほ：　ちがう。　運をその場で自力で作り出せる。　生きる力がある。　ロボット人ではない？

ひ：　ロボット人？　ああ、自分の欲望よりも人の欲望を自分とする種族か。

ほ：　いえ、文明国で大都会では大勢生息しています。

ひ：　ふむ。

ほ：　ノーコメントですか？

ひ：　捕らえようじゃい

ほ：　？？？

ひ：　そのロボット人で動いてきた国だろう。　あんたの国は。

ほ：　まあ、私もその国ではロボットのように働いていました。

ひ：　じゃが、砂漠で運試し。

ほ：　冒険家になりたいので・・・

ひ：　ちゃんとクリアしたじゃのじゃ＾＾￥

ほ：　＾＾￥　＞＜　？？？？

ひ：　あなたの服についているものを見なさい。

ほ：　金粉。こんなに。

ひ：　あなたの挑戦が、体質を変えて、金運を引き寄せる前段階に入った

ほ：　まるで、鋼の錬金術師ですね・・・

ひ：　そんなものはしらん。

ほ：　ああ、日本じゃないし。

ひ：　知っておるわ。＝＞　隣の部屋に超豪華AVルーム。たくさんのDVDが整理されていたっ！！！

お前にその変容を見たためしがないとのことを知らんのじゃっ！！！！！！！ 砂漠の国でもDVDも金持ちだから買える。インターネットで情報もばっちりじゃ。 ほ：　日本から出て放浪して冒険したのに日本人のような爺さんに・・・ ばたっ！！！　ショックで心臓が止まった。 ひ：　しめしめ。　日本人のものは質がいい。売れないがいろいろとな。 ひ：　砂漠では盗賊が当たり前。悪く思うな。死んだ日本人よ。