KD > 5

 部品屋　☆

店主の雅俊は再び、瞑想し、意識ネットと繋がった。

その場所は仏教で言う空であり、英語で言うとVOIDである。

何者にもなれる無限であり、最大限の自己である。

自分は愛である。

戦争をしていた自己はいない。

いるのは自分の愛を確信したひとりの男。


意識ネット・・・　量子テクノロジーが大幅に発達し、フリーエネルギーが当たり前になった時代に、

PCやインターネット回線を介せずに無限であるZEROと呼ばれる超高速AIに誰もが無料で接続できる。

人の意識自体量子であり、心を空にしてぼーっとするとこのAIが人の意識を認識し、まったくの０なら、

接続を許す。

空。

俺の広めた、自作戦闘機同士のスポーティング・バトルは正しいのか？


AI>　すべては中立。よくもわるくもないです。

雅＞　・・・・　まだ２２世紀のしがらみがあるのです。

AI＞　音楽で気分転換です。あなたの中にはその才能がある。

雅＞　過去性の先祖で　癒し系シューティングの開祖がいます。それは彼にもありました。

AI>　　遺伝的にまたあなたの親もそれを受け継ぎ、独特な音楽の発案者として生きていましたね＾＾

雅＞　親とは喧嘩して・・・　それで俺はまともな就職も起業もせず、軍隊へ入隊しました。

AI＞　それでもあなたは軍隊で　音楽を奏で、ただでさえ苦しい現場に癒しを与えましたね？

雅＞　・・・・　ずっと、どこへいっても音楽の才能や癒しの才能は内の家系の特徴なんですか？

AI>　　音楽や他の才能も皆にあります。実際使うかどうかは本人が決めます。

雅＞　俺は使えた。いや、使う必要を感じ、瞑想後にそうしたほうがいいと決めた。

AI＞　自作戦闘機バトルも独特ですが、リズムやダンスの能力がいりますね？

雅＞　つまり・・・　人の戦いの在りようを変化させて、破壊衝動を自己表現するスポーツはダンス。

AI>　　あなたはその開祖。　その在りようをまだリデザインできます。生きる力を使って。

雅＞　ありがとう。コネクト・オフ


少し楽になった。