★きらら 自分から出る声を聴こう ★

2012年6月7日木曜日

げーみんぐ 9 (RSF))

ななは仕方無しに家に向かって歩いた。

とぼとぼとぼ・・・

何と、目の前にゲーム雑誌が落ちている。

「あっ!!コンプタンクだ。ラッキー、貰ってしまおう♪」

それからもう少し歩くと、廃材置き場に何故かPC-98の本体のみが落ちていた。

「ディスプレイは親戚のおじさんから貰ったので合いそう^^」


不幸なのか幸福なのか?引き寄せなのか?

よくある話だよね。(作者も実体験があるが、たんにパクリではと落ち込む)


やはり、今は男よりマシンなのか、なな・・・ (ななのお爺さんはわざとお古を置いておいた)

それは激しく間違ってはいないか?いい男はフリーマーケットでは売ってはいないぞと爺さん。

この爺さん、年の割には変人でじじばばでコミケにいく変人。

じじばばでも若い人受けするマンガやエロ小説を書く達人。(昔は少しだけ売れた官能小説家だった)


・・・・・ ななの奴、何のようだったのかな。間違い配達を俺は置いて・・・メモ張って・・・

まあ、適当に書いたし、内容は覚えていないや。


でもなぁ・・・

例の件もあるし、一回、遊ぶか。



ななはPC-98とディスプレイを繋いで喜んだ。動く(当たり前だ。完動品を拾ったのだから)

「時代があたいを呼んだ? それに98はたくさんゲームあるし^^(切り替え早っ!!))


雅彦は公衆電話からななに電話する。

つぅーつぅーつぅー、

「相場じゃが。ああ、まーくんか。ななはマシンとにらめっこで動けそうも無いぞ」

「マシンって、新機種でも買ったのですか?(何故か丁寧。爺さんのマンガのファンなのだ)」

「ワシのガールフレンドの花ちゃんがくれたPC-98の動く中古を上げたのじゃよ(正確には罠だろ?)」

「それはそれは・・・(裏切ったな、なな)、わかりました。 暇あったらお茶しようって言っておいて下さい」

「ふふ・・・ 学校で言えばいいじゃろ?」

(ボケが入ってか両方とも社会人になったことまではわからない、このじいさん)

いきなり電話が切れた。

「くそじじいめが。どっかボケが入りやがる」

直接詫びてみるか。

人生はそう甘くない。それは数年後となった。