★きらら 自分から出る声を聴こう ★

2013年8月13日火曜日

マーケット

俺は今日も仕事が無い。

無職。

実家に住みついている。

将来の希望もない。病気はあるが通院はしない。

スマートフォンでパズドラだ。

無料のゲームだ。

彼女はいない。

あまりにも人生を真剣に生きないので振られた。

自立しない。

真剣に生きない。

真剣に生きた時は彼女は応援してくれた。

職場でたらいまわし。

なんの力もない。単に上司に言いなり。

無気力。

俺は俺は俺は。

夢があった。

事業家だ。

その夢に向かい、夢を語り、必要なお金を稼ぐために実家に居候、

最低限の生活費を両親に払い、貯金して、事業を起こす。

人々に快適なツールを分かつ会社。それが夢でした。

人に依存する癖。

調べないで信じる癖。

学生時代から進歩なし。

マーケットというものがあり、大きな会社は宣伝をたくさん打つ。

それがあって当たり前との感覚に追い込むと、彼女を失ってから知った。

彼女はマーケットに揺られながらも、自分の予算と相談するしっかり者。

俺とは対称だった。

派遣会社がつぶれた。

名前は”いいひとコーポレーション”

派遣先で奴隷になれとのマニュアル。

従わないと、わざと”あなたは無断欠勤しましたね”と電話が来る。

自分で交渉してダメ。

なら、自営でもすれば?

その会社がもうない。

潰れて、多くの派遣を自営業扱いして、給与の大半を会社が天引き、

店長の懐に入るシステム。

まったく、仕事を失い、彼女を失い、絶望して、TVでオンエアー。

自分で交渉して、判断して、派遣先との会社員とチーム組んで何が悪い?

自分の意見を貫いて何が悪い。

その後、店長に怒られてから、”いいひと”になる。

自分を殺す。

お金は年ごとに減る。

会社の業績は悪化。

でも、派遣会社の上司は素知らぬ顔。

マーケット。

それはどこぞの会社が作る仮想空間。

なくてもなんとかなるもの。

自動車なんかがそうだろう。

ものを運ぶか、人を運ぶ仕事なら自動車はいる。

一般人は電車でOKじゃないか?

自転車で頑張って通勤もありだろう?

贅沢が普通と思いこまされた。

全部失い、アパートは大家が取り壊すといい、実家は了解して居候。

人生の敗者。

もう一度、立ち上がるよ。

でも、どうやって?