★きらら 自分から出る声を聴こう ★

2011年7月7日木曜日

極限ドライブ   PLAYING  0章                             RSF2-0

時代は2100年。一応、西暦だ。

あの2012年はごく普通に過ぎ去り、多くの作家が騒ぐほどのようなことじゃなかった。

確かに意識の変容が起こり、人々は個人的な自由を獲得。個人も国も地球も宇宙全体もより一段と輝き始めた。

あの小さな会社、再成屋はあの変容をうまく使い、時代と共に進化し、ゲームメーカーとして創作会社として輝いた。

そして・・・・


その再成屋は全然毛色の違う社長兼オーナーに引き継がれた。

一応、孫だが、あまりにもクラフトマン(職人)とは違う。先々代がクラフトマンオーナーだったが、奴は根っからのレーサーだ。


彼から宇宙機によるレースが始まった。

平和な時代。燃え滾るものがない。

彼は宇宙機でのレースを想い付く。

複数の生き残ったゲームメーカーや元々の軍事産業のオーナーの子孫が平和に戦う産業を担う。

バトルを楽しむでも、レギレーション付きで。


人々は見るだけでなく自作の宇宙機を製作。この熱血レースに参戦した。

単に自分の燃える情熱を輝かせるために。

自分の技量と情熱の限界を超える。

それを人々は極限ドライブと呼んだ。