★きらら 自分から出る声を聴こう ★

2010年1月9日土曜日

内示 =宇宙からの導き☆=

内示。

この言葉の意味を知るものは数少ないはず。

そうだ、社長になれと・・・

28歳のころ、父の事業を継ぐことに大きな疑問を感じていた。

自分の人生は自分で決めていいはずと、世間知らずな私は感じていた・・・

このまま、収益率の悪い会社の2代目に収まる事は俺の人生なのかと、夕方、仕事の帰りに思ったものだ。

息苦しさと、過剰に神経を使う仕事。お客は大体、大きな会社の偉い方の家が多く、

奥様も神経質な方が多くいた・・・

安アパートで一人暮らしを長くしているが、このアパートの住人と価値観が違う。

会社が潰れないと信じていた方は、今の現実で潰れそうだろうな。

生活保護制度も、簡単には入れない。

私はある偉い方のごり押しで強制的に入れてもらったのだ。(現状は知らないし、地域性もある)

だが、あの時の宇宙からの内示は間違ってはいない。

好きな道で社長になれと。

なると決めて、先輩社長である父に相談したら、笑われた。

「今の3倍は安定して働けないなら無理だよ^^:」

これは業務だけの話であり、父は怖い体験をしながらも営業に走る。

お客に怒られるのはたくさんは無いが、仕事のミスを厳しく指摘するお客様もいた。

大抵は、二人で直すのだが、誠実な姿勢を見せると、お客の態度が変わることがあった。

もう、いいですと・・・

仕事を終えて、帰りのトラックで、現場での反省をする父。

帰っても不眠は当たり前で、毎日3時間しか寝れないで、それでも父は現場に行く。

昼寝とか、他の場所で寝てカバーしたらしい。

母も手厳しい人だ。今は私が母を怒る立場になったが、地獄の責め地獄(ある面だけ)

は、父には相当な試練だったはずだ。

私にもきつかった、だが、現場での頑張りを話すと態度を和らげてくれた^^:

今は、父に将来養ってくれと頼まれている。

昔なら、速攻で断った。

だが、今は少し待ってくれと、あいまいな返事でこの約束を検討している。

人生をより多く生きると、父の感情が解る様になる。

気力が落ち、少し認知症があるようだ。

時折、父の会社の倉庫を整理しに行くが、

父は無理して、余分にバイト代をくれる。

心苦しいが、父は元専務の俺に恩義を感じている。

他にも多くの援助をくれるが、冗談で、

「役員待遇だな^^:」

と喜んで見せると、、

「役員だろう?^^:」

と冗談で返してきた・・・

個人事業に役員?

まあ、OBの間違いだろう・・・

起業の準備中にたくさんの思い出を思い返す作業がある。

過去の自分よりうまく仕事する自分がいる。

相変わらず、怒る父。

しかし、過去の父の助言をただ実行する。

そして、

「これは昔、親父が言ったことだぜ^^:」

と切り返す。

社長も息子は社長になる。

かえるの子はかえる。

書きながら、今のできる自分を褒めている^^: