★きらら 自分から出る声を聴こう ★

2011年11月2日水曜日

不思議ちゃん1000% 7                          RSF

相原佳良は、しばらくびりびりと来た相手を忘れていた。


それどころではなかったのだ。


人生って何?

私って誰?

何がしたいの、あたし・・・


生真面目でがんがんやるタイプってことはわかってる。でもやり過ぎる。


何で、学生なのに社長のような動きをするのよ。

何でバイトで仕事できても、一番きついのが来るの。


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雅人は、フリーター時代が終わり、父が転業し、起業するということを知り、

まさか・・・

理不尽にも手伝いに駆り出された。

俺、メカいじりはなんとかできる。家に新建材を張る?・・・・

父の説明は端的だ。 余計な説明は無い。


しかも、足場を組んで、それから2階の高いところで、作業するのか。

初めて、父とトラックに乗り、ある大きな会社の下請け現場がたいそう遠かった。


現場に着く。

家がでかい。

これが金持ちの家か・・・ (唖然)


娘、ひとりを留守番において、たまに奥さんがいるだけ、で、旦那は・・・


同時並行作業で、ふたりの不思議ちゃんは、自分の意思と違う仕事やたくさんの理不尽に直面する




逃げれない(二人とも)・・・  もう、腹をくくるしかない。


すべて、自分の人生のことを放棄し、ふたりは人生の荒波に乗り、荒波のサーフィンを覚えることになる・・・