★きらら 自分から出る声を聴こう ★

2012年4月1日日曜日

どらごんすぴいあ (RSF短編)))))

 どらごんすぴあ。

魔法戦士は唱えた。

消えろ歪みよ。

この時空から消え去るがいい。

歪んだ戦士自身の記憶が削除された。

サン・ブラストっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

どかーーーーーーーーーーーーーーん

重いうつが谷底から爆発し太陽のような閃光を放つ。

永遠に治らないと感じた。そのうつがどかんと壊れる。

ああ、古代の叡智に感謝。

先祖よ。わが祖国よ、海外から来たメソッドに日本人の魂の再生の方法があるとは。

重たい心の荷物は落とせる。

軽くなった。

重い人の荷物。親の期待。世間風の生き方。皆、記憶の仕業。

さようなら。記憶よ。

愛しています

削除に追い打ちをかけた。

アイスブルー。

経済的な不安が削除され、自分の価値が安定した金の塊と感じた。

紙幣も硬貨も、人の手で出たデバイス。

経済という見えない実態の周辺機器だ。

信頼。

人々はお金に信頼を寄せる。

だが、0円の時でもたくさんの財産があっても、自分が信頼の基準だと思い出す。

嫌いな仕事を続けるのは心身によくないが、その中にやりたい仕事の思い出がある。

嫌いなのに何故、続く?

どらごんは言う。

「それは幻影だ。騙されるなよ、戦士よ。余計な考えの記憶を打倒すのだ」

戦士はにこりと笑った^^¥