相場 なな は きょとんとして安い椅子に腰掛けていた。
なんとなく、悪い予感が。
うわぁーー ま田思い出す。名前のせいだよ。キャラのせいじゃないよ。そして全部作者のせいよ・・
学生時代。フラッシュバック。
目つきの悪いそれでいて不良と勘違いされたガリベンのあいつ。
ほとんどしゃべらなのに、妙にあたしに絡んだな。
幸:「おまえ、からかわれるだろう?」
相場:「・・・・・・・・・・?」
幸: 「だからさあ、おめーの名前、変だぞ」
相場: (はい、ばなな とか言う気?)
幸: 「はい、ばなな(バナナを上げたいらしい)」
相場: 「予想通りのアホだわ。もうあたいに構うなよ。アホっ!!!」
何で、あの馬鹿を思い出すの。
やっと、事務職に就けるのだから。もう、不良は辞めるの。
そのいやな予感は的中する。